阿佐ケ谷駅北口の住宅街にある甘味処『Chatoan(茶とあん)』

「Chatoan（茶とあん）」は阿佐ケ谷駅北口から中杉通りを6分ほど歩き、裏路地に入った住宅街にあるお店です。
店主の増田さんがお一人で切り盛りする甘味処で、和のスイーツや、こだわりのお茶、食事メニューなども提供しています。
 

 
お店のオープンは5年前。
阿佐谷にお住まいの増田さんは「ゆっくり、ほっとできる場所を作りたい」と夢を持ち、起業セミナーなどの講習を受けながらお店作りの構想を練っていたそう。
 

 
「喫茶店のようなお店をやりたいけど、コーヒーが特別好きではないな、と考えたとき、お茶とあんこが大好きなことに気がついた。日本茶カフェを訪れたり、お茶の入れ方講座に参加したり、勉強することが楽しかった」と増田さん。
 
増田さんによると、お茶は茶葉を摘んでから、蒸して「煎茶」となりますが、蒸し加減によって味も異なり、「浅蒸し」は風味が強く、すっきりとした味わいに、「深蒸し」はコクがあり深みのある味わいと言います。
 
お店で提供するのは6種類の煎茶で、それぞれのお茶についても丁寧に教えてくれます。
今回は「浅蒸し」の静岡県産「香駿（こうしゅん）お菓子付き」（600円）を、まずは水出しで。氷を1つだけ入れた急須で10分間じっくりと待ちます。
10分後透き通ったきれいな色の水出しのお茶をワイングラスでいただきます！
グラスから飲むお茶はとてもフルーティー！ほんのり甘さも広がります。
その後はポットを提供してくれるので、自分のペースで三煎くらいまで楽しめます。
5種類から1つ選べるお菓子付なのもうれしい♪
 

 
スイーツも増田さんのこだわりがたっぷり。
農薬・化学肥料不使用の小豆で作るあんこは、毎日お店で炊いているもの！
雑味ができないよう、すっきりとした味に仕上げているのが特徴です。
わらび餅や、おしるこなども人気ですが通年提供する「かき氷」も一押し！
自家製の抹茶シロップがたっぷりかかった「濃厚抹茶」（700円）に「あんこ」（100円）をトッピング。
ほんのり感じる苦味とあんこの甘さが相性抜群です。
 

 
「阿佐ケ谷神明宮も近いことから、お参りの後によってくださるお客さんも多い。『お茶の概念が変わった』『お茶がこんな味だなんて！』『とても楽しかった！』と言ってもらえたとき、お店を開いてよかったと思える瞬間でもある」と優しい笑顔で話してくれました。
 

 
会話を楽しむ近所のご婦人、おばあちゃんとお孫さん、お一人の方と、お客さんはそれぞれの自分時間を過ごしていて、増田さん理想の「ゆっくり、ほっこり」な空間が広がっていました♪
 

※定休日や営業時間は変更になる場合があるため、最新の情報は店舗へ直接ご確認ください。
※取材協力：(有)HOT WIRE GROUP
※全て税込価格です。
※掲載内容は2022年8月取材時の情報です。