今回ご紹介するのは、JR阿佐ケ谷駅北口から1分ほどのところにある「喫茶gion」です。
オープンは1980年代後半。
地元で愛されている純喫茶ですが、最近の喫茶店やレトロブームもあり、SNSでも話題のお店です。
中学2年生から阿佐ヶ谷に住んでいるマスターの関口さんは、読書が趣味で、ゆっくり過ごせる喫茶店を自分でも開きたいと夢を持ち、資金調達のために、20代は数学の家庭教師の仕事などで、毎日16時間以上働いたそう。
「ここにオープンすることになったのは、家庭教師時代、このビルに住むご家庭に教師として訪問をしていて、親御さんが『うちの下が空くからお店をやらない?』と言ってくれたことがきっかけ。今はその時の教え子が大家さんで、ご縁に感謝している」と関口さん。
ステンドグラスのランプやアンティーク調の家具、カラフルな壁やブルーのLEDが目を引く、「ネオレトロ」とも呼べる店内は、「男性が1人でコーヒーを飲むところ」という、当時の喫茶店のイメージを変えたく、「女性1人で来店できる空間」を目指して関口さんが自ら平面図を書き上げました。
一番人気メニューの「ナポリタン」(880円)は、一般的な甘みのあるケッチャップナポリタンとは違い、トマトの酸味やフルーツのコクが感じられる、お店独自のオリジナルソース。
少し焦げ目のついた麺とよく絡みます♪サラダも乗って、とってもボリューミーです。
gionのドリンクは全てのメニューにバニラアイス(90g)が、+180円でトッピングできますが、最近は「ソーダ水」(470円)にアイスをトッピングした、いわゆる“クリームソーダ”が大人気。
色鮮やかで、甘すぎずさっぱりしていて、おいしいです。
SNSでも「gion=ソーダ水」と言えるくらい、多くの投稿を見かけます♪
「週末は外に列ができるくらい、多くの方が尋ねてくれる。地元の方も、新規のお客さんも『ありがとう』と言ってくださる方がたくさんいて、良いお客さんに恵まれているなと日々感じる。あと20年は頑張って続けていきたい」と関口さんは笑顔で話してくれました。
フォトジェニックで個性的だけど、不思議とゆっくり過ごせる「喫茶gion」。
ぜひ訪れてみてくださいね★
店舗名 | 喫茶gion |
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住所 | 〒166-0001 東京都杉並区阿佐ヶ谷北1-3-3 川染ビル1F |
TEL | 03-3338-4381 |
営業時間 | 9:00~24:00(金曜日、土曜日は25:00まで) |
定休日 | なし |
https://www.instagram.com/gion_asagaya/ |
※定休日や営業時間は変更になる場合があるため、最新の情報は店舗へ直接ご確認ください。
※取材協力:(有)HOT WIRE GROUP
※全て税込価格です。
※掲載内容は2022年10月取材時の情報です。