ふかふかジューシーな味わいの自家製大判チャーシュー『麵屋 寛』

荻窪一丁目バス停目の前にある「麵屋 寛（ひろ）」。住宅街にあるスタイリッシュなラーメン店です。
 

 
2023年1月にオープンした比較的新しいお店ですが、店主の草野さんは永福町の名店「大勝軒」で10年間修業、在籍した本格派。
しかしながら、その味は大勝軒とは一線を画すものとなっています。
駅前ではなく、あえてこの場所にオープンした理由は、「あまり忙しい店にしたくなかったから」とのこと。
量をさばくのではなく、繊細な味で勝負したいとの思いで営業されています。
 

 
キース・へリングの版画が掛かるおしゃれな内観は、カウンターとテーブル席が用意されていて、女性ひとりでも入りやすい印象です。
 

 
この日いただいたのは、お店の看板メニュー「特製醤油ラーメン」（税込1,450円）。
スープは、大山鶏ガラをメインに豚骨ガラ、鰹節、宗田節、鯖節、煮干しは白口イワシと背黒イワシ、それに、ショウガやニンジンなどの野菜から抽出。醤油だれは、濃い口、薄口、白醤油、たまり醤油と鰹節などの天然のうまみ成分で構成されています。複雑だけど絶妙に調合された繊細な味と香りが、手もみの平打ち麺に絡みます。
自家製の大判チャーシューは、ふかふかジューシーな味わいで、豚肉のうま味を抱えたツルツルのワンタンとのコラボはなんとも言えない美味しさ。どこをとっても店主のこだわりと愛情が注がれています。
 

 
オープンからまだ一年半ほどですが、たくさんのお客様の声を受けて、当初から味のブラッシュアップを続けているそうです。
「今の味が一番いい状態にできていると思う。でも味の探求は今後も続けます！ファンをつけるには『変わらない味』という方がいいのかもしれないけど…（笑）」
 
ラーメンへのこだわりが強い人も、普段はあまりラーメンを食べない人も、大満足できる味。
一杯食べると他の味も試したくなります。ぜひカウンターに座って、シャイな店主とのラーメン談義も楽しんで。
 

※定休日や営業時間は変更になる場合があるため、最新の情報は店舗へ直接ご確認ください。
※取材協力：(有) HOT WIRE GROUP
※全て税込価格です。
※掲載内容は2024年8月取材時の情報です。