高円寺駅北口から徒歩5分。あづま通り商店街の一番奥にラーメン店の集まるエリアがあります。その中で、2023年7月26日にオープンした新しいラーメン店が「中華蕎麦 一心」です。

客層は、平日は会社員や主婦のほか、高円寺という土地柄、古着屋などのアパレル関係者、ミュージシャン、芸人など様々。休日はファミリー層も多く、幅広い世代の方々が来店しています。今では毎日通う方も何人かいらっしゃるとか。
店の向かいは、中央線沿線でも有名なラーメン店。出店するのに、気負いはなかったですか?とご主人に聞くと、「周辺店舗は、まったくタイプの違うラーメン店なので、特に気にしませんでした」と店主の中込さん。「私が八王子の出身なので、八王子周辺で物件を探していたところ希望通りのものが見つからず、23区ぐらいまでエリアを広げたら、高円寺に10坪ほどの物件でよいところに出会えました」と話します。

中込さんはこれまで、決まった場所で修行をせず、いろいろなラーメン店で経験を積み、独学に近いスタイルで修行を重ねました。その後ラーメンの専門学校で基礎を学び、卒業後には神田の有名ラーメン店に勤め、各店の味の長所・特徴を学んできました。
味の決め手は、素材のうま味を活かしたシンプルなスープ。「天草大王」という九州の鶏を軸に、ハマグリ、羅臼昆布、そこにほんのり煮干しを利かせています。あくまで主役は鶏のスープ。「食べたときに、あ、これが入っているな!とすぐわかる味を目指しています」と中込さん。

中込さんは、この値段で提供できる「限界の最高」を目指して、日々研鑽を積んでいます。「高級食材を多用してもラーメンがおいしくなるとは限らない。毎日食べてもらえるくらい手軽な値段の中での最高を追求中。まだまだ店の認知度が低いので、このラーメンの味を多くの人に知ってもらいたいです。おいしいラーメンを作りたい一心で営業しています!」そう、店名の由来は、この思いからだそうです。
夜営業はなく、ラーメンが売切れたら営業は終了。おいしさは少しずつ口コミで広がっていて、休日は店頭に列ができている日もありますが、平日はスムーズに入店できる日もあり。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
店舗名 | 中華蕎麦 一心 |
住所 | 〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2丁目40−16 |
営業時間 | 11:30~15:30 ※スープが無くなりしだい終了 |
定休日 | 月曜日、第1,3火曜日 |
X | https://x.com/chukasobaisshin?lang=ja |
※定休日や営業時間は変更になる場合があるため、最新の情報は店舗へ直接ご確認ください。
※取材協力:有限会社 HOT WIRE GROUP
※全て税込価格です。
※掲載内容は2024年12月取材時の情報です。